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日別アーカイブ: 2026年8月28日

サカタのよもやま話~ものづくりを未来へ~

皆さんこんにちは

有限会社サカタです。

 

~ものづくりを未来へ~

 

工場の中を見渡すと、さまざまな設備が動いています。

コンベアで部品が運ばれ、ロボットが製品をつかみ、自動でネジを締め、カメラが完成品を検査する。

こうした工場の自動化を裏側から支えているのが、自動組立機を設計・製作する企業です。

今後、各種自動組立機設計製作業にはどのような需要が生まれていくのでしょうか?

キーワードとなるのは、

「生産性」「デジタル化」「設備更新」「省エネルギー」「世界競争力」

です✨

世界で続く自動化への投資????

製造業の自動化は、日本だけの流れではありません。

日本ロボット工業会の統計によれば、2025年10~12月期のロボット受注額は前年同期比29.1%増、生産額は26.0%増となりました。年間でもアジア向けの伸びや欧米向けの回復などを背景に、受注額・生産額とも前年から大幅に増加しています。ジャラ

世界中の製造企業が、生産性や競争力を高めるために自動化技術を活用しています。

つまり日本企業も、

「人件費を抑えるため」

という発想だけではなく、

「世界市場で競争するため」

という視点から自動化を考える必要があります。

国内生産を続けるための自動化????????

海外生産には、人件費や市場への近さなどさまざまなメリットがあります。

一方で、国内で製造を続けることにも、

技術を蓄積できる。

品質管理を行いやすい。

開発部門と生産部門が連携しやすい。

生産ノウハウを維持できる。

といった価値があります。

国内生産の競争力を高める方法の一つが、生産設備の高度化です。

仮に同じ製品を、

10人で作る工場と、

3人+自動設備で作る工場があったとします。

人件費だけでなく、品質、生産量、稼働率などを総合的に考えれば、生産設備の違いが競争力に大きく影響します。

つまり自動組立機は、

国内ものづくりを維持するための基盤

という側面も持っています????

古くなった設備の更新需要????

工場には10年、20年、場合によってはそれ以上使用されている設備もあります。

機械本体は動いていても、

PLCが古い。

モーターが廃番。

交換部品がない。

制御盤が老朽化。

安全装置が現代の要求に合っていない。

など、さまざまな問題が発生します。

「まだ動くから大丈夫」

と思っていても、重要部品が故障した瞬間に長期間生産停止になる可能性があります。

そのため今後は、新規設備だけではなく、

既存設備のオーバーホール・更新・改造

についても継続的な需要が考えられます。

設備のデータ化も重要????

これまでの生産設備は、

「動けばいい」

という考え方が中心でした。

これからは、

「設備からデータを取る」

ことも重要になります。

例えば、

何個生産したのか。

停止時間は何分だったのか。

なぜ停止したのか。

不良品は何個だったのか。

どの部品でエラーが多いのか。

こうした情報を収集すれば、設備改善につなげることができます。

データを見て、

「この時間帯だけ停止が多い」

「この工程がボトルネックになっている」

と分かれば、改善ポイントが明確になります。

2025年版ものづくり白書でも製造業のデジタル技術導入が取り上げられ、企業が既存人材の活用・育成などを通じてデジタル導入を進めている状況が示されています。経済産業省

今後、自動組立設備には機械としての性能だけでなく、

「データを取得できること」

「ネットワークと連携できること」

という新しい価値も求められていくでしょう。

予防保全という新しい考え方????️

設備は壊れてから直すより、

「壊れる前に直す」

方が、生産停止リスクを抑えやすくなります。

例えばモーターの電流値や振動、稼働回数などを監視し、

「そろそろ交換時期かもしれない」

と判断できれば、休日や計画停止日にメンテナンスできます。

設備停止による損失が大きい工場ほど、保全への要求は高くなります。

そのため自動組立機メーカーにも、

納入して終わりではなく、

点検
修理
部品交換
改造
ソフト変更
設備更新

まで長期的に対応することが求められます。

省エネルギーへの需要も⚡????

工場では多くの電力や圧縮空気を使用します。

設備一台では小さな差でも、数十台、数百台を長期間稼働させれば大きな差になります。

そこで設備設計でも、

必要以上に大きなモーターを使わない。

エア消費量を抑える。

待機時の消費電力を減らす。

軽量化して動作負荷を下げる。

といった省エネルギー設計が重要になります。

生産性だけでなく、

「どれだけ少ないエネルギーで製品を作れるか」

という視点も、これからの設備選びでは重要になっていくでしょう????

中小製造業にも広がる自動化

自動化は大企業だけのものではありません。

むしろ人手不足の影響を受けやすい中小企業ほど、

「この工程だけでも自動化したい」

というニーズがあります。

経済産業省も、人手不足解消に向け、特に中小製造業などでこれまでロボット化が進まなかった工程を対象にした技術開発・導入促進を進めています。経済産業省

例えば、

製品の投入だけ自動化する。

検査工程だけ自動化する。

箱詰めだけ自動化する。

ネジ締めだけ自動化する。

このような小さな自動化から始めることもできます。

最初から数千万円規模の完全自動ラインを作る必要はありません。

現場のボトルネックを見つけ、

「まずここを機械化しましょう」

と提案できる設備メーカーが求められる時代になっています。

自動化できなかった工程が次の市場になる????

これまで自動化が進んできたのは、

大量生産。

形が一定。

動作が単純。

という工程が中心でした。

逆に、

形状がばらつく。

柔らかい。

絡まりやすい。

種類が多い。

判断が必要。

といった工程は、人が担当するケースが多くありました。

しかし、ロボット、センサー、画像認識、AIなどが進化することで、従来は難しかった工程にも自動化の可能性が広がっています。

つまり、自動組立機メーカーにとって、

「今まで自動化できなかった仕事」こそが次の市場

ともいえるのです✨

自動組立機を作る仕事は「課題解決業」????

お客様から、

「自動機を作ってください」

と言われたとしても、本当の目的は機械を買うことではありません。

本当の目的は、

人手不足を解消したい。

生産量を増やしたい。

品質を安定させたい。

不良を減らしたい。

作業者の負担を減らしたい。

利益を増やしたい。

ということです。

だからこそ自動組立機設計製作会社に必要なのは、機械設計の技術だけではありません。

お客様の工場へ足を運び、実際の作業を見て、

「ここはロボット化できます」

「ここは人に残した方がいいです」

「この工程とこの工程を一台にまとめましょう」

と提案できる力が重要です。

日本のものづくりの未来を作る仕事????????????

各種自動組立機設計製作業は、表舞台に出ることが多い業界ではありません。

消費者が購入するのは自動車や家電、日用品であり、その製品を作った設備を見る機会はほとんどないからです。

しかし、その製品の裏側では、一台一台の生産設備が休むことなく動いています。

部品を運び。

位置を合わせ。

組み立て。

検査し。

次の工程へ送り出す。

自動組立機がなければ、大量かつ安定した製品供給が難しくなる製造現場も少なくありません。

人手不足。

品質要求。

デジタル化。

AI・ロボット技術。

設備老朽化。

多品種化。

こうした変化が続く中で、自動組立機設計製作業の役割も「機械を作る会社」から、工場の未来そのものを設計する会社へと広がっていくでしょう。

これからどれだけ技術が進歩しても、その技術を実際の生産現場で使える形にする技術者が必要です。

だからこそ、機械・電気・制御・ロボット・画像処理などを組み合わせ、現場ごとに一品一様の設備を形にできる各種自動組立機設計製作業は、日本のものづくりを支える重要な存在であり続けます????✨

そして、自動化が必要とされる工程が増えれば増えるほど、その設計力、提案力、製作力への需要も、さらに幅広い産業へ広がっていくことでしょう。